顔カプで悪いけどダイ×シャトいいな

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[1] キュア名無しさん ID:ec0b92c1

ダイガン「なぜ私がこんなめに…」

シャット「それは私の台詞だ!なぜこんな美しくない男と…!」

薄暗い部屋にダイガンとシャットの奇妙な組み合わせが背を向けて佇んでいた。
シャットの首元でマフラーのように絡まるロックはひっそりと存在を消していた。

シャット「雨宿りに立ち寄ったのがまさかsexをしないと出られない部屋とは…不覚っ」

入り口の扉には幾度となく爪で引っ掻いたような跡が残るも開く気配はない。

ダイガン「どけ!こんな扉私なら5分、いや5秒であけてやる!」

ダイガン渾身のボディブローが炸裂する。

ダイガン「いてて」

しかしシャットの攻撃を受けてもビクともしない扉がそれで開くはずがなかった。

シャット「私があれだけやって無駄だったのだ。貴様ごときがどうこうできるわけないだろ」

ダイガン「やってみないとわからんだろうが!」

特に接点のない2人だが相性は最悪だった。ここで今までマフラーに徹していたロックが口を開く。

ロック「もうsexするしかないんだね」

シャット「あり得ん!こんな美しくない男となど死んでもごめんだ!他に何か方法があるはず。抗うのみ!」

ダイガン「その通りだ!私のような人間がこんなどこの馬の骨かもわからん男となどあり得ん。問題ない、私なら5分で脱出方法を見つける」

シャット「そう言ってもう1時間は経っているぞ」

シャットは苛立たしげに髪をかき上げ、部屋の隅に置かれた古びたソファに腰を下ろした。優雅な仕草とは裏腹に、その顔は不機嫌そのものだった。一方、ダイガンはまだ扉の前で拳を握りしめ、何か打開策がないかと壁を睨みつけていた。部屋は静かで、雨の音だけが窓の外から聞こえてくる。だが、その静寂を破ったのは、ロックの無遠慮な声だった。

ロック「ねえ、二人ともさ。いつまで意地張ってるの? 時間無駄にしてるだけだよ。ほら、さっさとその…やっちゃえば?」

シャット「黙れ、ロック! 貴様他人事だと思って!」

シャットはロックを睨みつけて叫んだ。だが、ロックはふてぶてしくマフラーのようにシャットの首に絡まり、ニヤニヤと笑うだけだ。

ダイガン「ふん、そんな布の言うことに従う必要はない。だが…」

ダイガンは一瞬言葉を切り、ちらりとシャットを見やった。その視線に、シャットは眉を吊り上げる。

シャット「なんだ、その目は? 何か言いたいのか、粗野な男め!」

ダイガン「いや…なんでもない。ただこうしていても自体は動かん。現実的な解決策を講じる必要がある」

ダイガンの声は妙に落ち着いていた。先ほどまで自分以上に狼狽していた男が、妙に冷静なのがシャットを苛立たせる。

シャット「現実的な解決策だと? ふん、貴様にそんな頭があるとは思えんがな。まぁいい、言ってみろ。どんな名案だ?」

ダイガンは腕を組み、部屋を見回した。薄暗い部屋には、扉以外に目立つものはほとんどない。古いソファ、埃っぽいカーテン、そして天井に吊るされた裸電球。だが、ダイガンの視線は一瞬、シャットの顔に留まった。すぐに逸らすも、その一瞬の沈黙が部屋に妙な緊張感をもたらした。

ダイガン「…名案ってほどでもない。ただ、私たちがいくら暴れてもこの部屋は変わらない。なら、ルールに従うしかないのではないか?」

シャット「ルールだと? 貴様、まさか…!」

シャットは立ち上がり、信じられないという表情でダイガンを睨みつけた。だが、その声にはどこか動揺が混じっていた。いつもなら完璧にコントロールされた彼の美学が、初めて揺らいでいるように見えた。

ロック「へー、流石部長さん。思い切りがいいんだね」

ロックの軽口に、シャットは顔を真っ赤にして叫ぶ。

シャット「黙れ、ロック! 貴様、この状況を面白がっているだろう!」

ダイガンは肩をすくめ、ソファの反対側にどっかりと腰を下ろした。シャットとの距離は近く、膝が触れそうになる。ダイガンはその距離を意識しながらも、あえて無視するように言った。

ダイガン「面白がってるのはその布だけじゃないだろう。この部屋自体、私たちをからかってるようだ。…なあ、シャット。私たちは協力しあえると思わないか?」

シャット「貴様、どこまで本気だ! 私が…私がそんな屈辱的な真似を…!貴様、いい歳した男がそれでいいのか!プライドはないのか!」

シャットの声は震えていた。だが、その目はダイガンを睨みつつも、どこか逃げ場を探しているようだった。美しさを誇る彼にとって、この状況は耐え難い屈辱だったが、同時に、閉じ込められた絶望感が彼の心を少しずつ侵食していた。絶望から産まれたシャットであったがその絶望は耐え難いものであった。

ダイガンはしばらく黙ってシャットを見つめ、ふっと息を吐いた。

ダイガン「プライド?私は仲間から背後から撃たれて敵であるプリキュアに助けられた。そして今はかつての部下にいいように使われている。だがな、不思議なことにプライドや体裁にこだわっていた頃より満たされている。お前もそうじゃないのか?」

その言葉に、シャットはハッとした。同じプリキュアに即発された身てして通じ合う何かを感じた。シャットは唇を噛み、目を逸らした。部屋の静寂が再び二人を包み、雨の音だけが響く。

シャット「……貴様、本当にそれでいいのか? この私が…貴様のような男と…」

声は小さく、いつも以上の気品を装いつつも、どこか諦めが混じっていた。ダイガンはその言葉に、初めて小さく笑った。

ダイガン「はっ、私だって嬉しくはない。だが、今同じ心を抱いているあなたを私は受け入れる。私では不満か?それとも怖いか?」

シャット「な、怖いだと!」

シャットのプライドに火がついた。だが、その勢いの裏で、彼の心は揺れていた。ダイガンの落ち着いた態度、妙に真っ直ぐな視線が、シャットの心を少しずつ解きほぐしていく。

ダイガンは立ち上がり、シャットに一歩近づいた。距離が縮まるにつれ、シャットの息がわずかに乱れる。

ダイガン「なら、決まりだな。…無駄に時間かけるのは嫌いだ。5分で終わらせようぜ。」

シャットは一瞬、目を閉じた。そして、ゆっくりと立ち上がり、ダイガンを見据えた。その顔には、いつもの高慢さとは異なる、複雑な感情が浮かんでいた。

シャット「……いいだろう。ここまできたら交わるのみ」

二人の視線が交錯し、部屋の空気が一変する。ロックは静かにマフラーとしての役割に戻り、ただニヤニヤと見守るだけだった。

そして、雨の音が響く中、二人は互いに一歩を踏み出した。意地と生き残るための決断が、彼らを予想もしなかった絆へと導いていく。扉が開く瞬間まで、二人の間に流れる感情は、屈辱や諦めを超えて、どこか新しい理解へと変わりつつあった。


こんな感じの妄想をしてる

2025-05-30 23:58:14
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